先日はマンションの玄関の鍵開けと鍵交換をしてきました。
マンションは建物自体は築25年以上経っていると見受けられるものでした。
もともと玄関ドアに使われていたのが現在は製造が終了しているミワロックのサムラッチ錠でした。
サムラッチ錠とは親指で抑えながら開けるタイプのドアハンドルです。このシリーズは「蔵王」という名前がついていました。内側には面付箱錠レバーハンドルが使われています。
このサムラッチ錠は特にフラッシュドア用の装飾錠でありました。
製造されていた当時は資産運用型のアパートなどでよく使われていたものです。バブル期だったので当時はこのような物件が多かったのです。
製造がストップしている現在はあまり見かけることもなくなってきました。
最近になって故障の相談をよく受けるようになりました。長く使っているとどうしてもサムピース部分が壊れたり、面付箱錠のラッチ部分やカンヌキの部分が壊れてしまうことがあるのです。
製造終了した製品は壊れると同じものでの交換がきかないのでとても困ります。
こういった場合、大抵代替品での交換ということになります。
それかもしくは玄関ドアまるごと交換することになります。
この時のお客さんは防犯性能の高い鍵に交換したいということだったのでシリンダーをロイヤルガーディアンという高性能のものへと交換させていただきました。